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←PREVNEXT→【2012年9月】> 20120929/2012シンポジウム「デザインの力」〜ブランド戦略〜

(財)大阪デザインセンターが主催する。シンポジウム2012「デザインの力」〜ブランド戦略〜
を聴講して来ました。管理人はこのようなデザイン系のお話を定期的に聴講しています。
 

開催日時:平成24年9月29日(土)13時30分〜16時30分
会場:大阪市立中央図書館 5階大会議室
参加費:無料
・「デザインの力」〜ブランド戦略〜 リーフレット.pdf(536KB)

基調講演:外山 雅暁氏
    (経済産業省商務情報政策局 クリエイティブ産業課 デザイン政策室 室長補佐)
パネルディスカッション:
(コーディネーター)越田 英喜氏(財団法人大阪デザインセンター 理事長)
(パネリスト)林 良三氏(シャープ株式会社 オンリーワン商品・デザイン本部 副本部長
             総合デザインセンター所長)
(パネリスト)塚本 カナエ氏(Kanae Design Labo代表・商品開発デザイナー・コンサルタント)

内容:(リーフレットより)
 とかく、デザインは出来あがった姿・形、意匠を意味するととらえられがちですが、使う人のニーズ、
目的に相応しいものに具現化する過程そのものがデザインです。問題点の抽出力、解決策の発想力、
具現化力、全体を通しての問題の解決力、ソリューションがデザイン力です。だからこそ、デザインは
企業のブランド戦略、企業イメージアップの重要なツールでもあります。優れたデザイン力は、企業の
重要な経営資源となるのです。
 今回は、そのクール・ジャパン戦略とデザイン政策を経済産業省の政策担当の方にお伺いします。
そして、パネラーとして、大手家電メーカーのデザイン責任者の方に、具体的な開発事例を基に、
そのデザインコンセプトやその反響などを、日常生活用品の開発に携わっておられるデザイナーの
方には、商品に潜む「モノ」と「コト」、デザインのソフト化の流れについて、お話をいただきます。
これらを通して、デザインの持つ「力」、デザインそのものに対して「対価」を支払うべき「価値」が
あることをご理解いただきたいと存じます。

概要:
 基調講演では、経済産業省の政策担当の方から、クール・ジャパン戦略とデザイン政策についての
概要説明がありました。→詳細は、クール・ジャパン/クリエイティブ産業政策 のページへ
 欧米やアジアでは、アニメやマンガに加え、食文化、宅配便、旅館、伝統工芸品など、人気の高い
日本の商品・サービスVクリエイティブ産業が多数存在する。
→こうした「クール・ジャパン」の人気を活かし、@内需掘り起こしA外需取り込みB産業構造転換を
行い、新たな収益源・雇用の確保と地域経済活性化に活かすために、国が支援しようというもの。
 我が国のファッションや食、コンテンツは海外で高い人気だが、必ずしも稼げていない。戦略的に
海外展開を行えば、人気を付加価値に転換し、収益源にできる可能性は高い。
 その他、シャープの林 良三氏より、フリースタイルAQUOSの開発秘話と今後の戦略についてのお話が
ありました。(11月に出る新製品に注目して欲しいとのこと。)
 Kanae Design Labo代表の塚本 カナエ氏からは、漆器の伝統工芸「会津塗」の新ブランド「BITOWA」
の紹介や、都市デザインについてのお話がありました。

 パネルディスカッションでは、(コーディネーター)越田 英喜氏の絶妙なハンドリングにより、
会社のトップは、デザインの持つ「力」をもっと理解することにより、勝ち残っていけるという
結論に導かれました。

→ その他の「セミナー、講演会」参加記録は、 マイセレクション/「セミナー、講演会、展示会」

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